放射線取扱主任者の組織上の位置づけ のはなし
こんばんは、なななっつです。
今日は放射線取扱主任者が組織でどのような立場なのかについて話したいと思います。
放射線取扱主任者は放射線関連の指導をするのである程度上の立場になると想像できると思います。
普通に考えると
こんな感じになるんだろうなぁ~と思うかもしれませんが、実際は
このようになります。
何が違うかというと、放射線取扱主任者が横から伸びる形になっています。
経営者の下には付かないようになっており、おおよそどの組織でもこのような組織構造になっていると思います。
これには根拠がありまして、
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律第36条第2項に
許可届出使用者、届出販売業者、届出賃貸業者及び許可廃棄業者は、放射線障害の防止に関し、放射線取扱主任者の意見を尊重しなければならない。
この一文があるからですね。意見を尊重して聞かなければならないので、経営者の下につくのでなく、横から伸びる形になってるわけです。
経営者と対等の立場で助言できるような組織構造になっているわけです。
…と書いてみましたが、法律上や理想ではそうあっても現実は違うこともあります笑 経営層の言い分を聞きながら安全を担保するのに苦慮することもあります。安全のための取り組みや施設更新をしようにもお金がないって言われるのもよくある話笑
もし何かトラブルがあると当然ですが責任をとりますので放射線取扱主任者になるのは割に合わないと考える人も多いようです笑