自民党と原子力政策(地方ver)のはなし
こんばんは、なななっつです。
昨日の参議院選挙の結果が出ましたね~
自民単独で過半数取らなかったものの、自民が圧勝でしたね~
改憲されるのかな??
atomicradiation.hatenablog.com
で、自民党のホームページを見ていますと、都道府県別政策集というのを見つけました
都道府県別政策集|2016年 参院選特設サイト|「この道を。力強く、前へ。」自由民主党
ので今日は都道府県別の自民党の原子力政策について書きたいと思います。
とりあえず原発立地地域の政策についてみてみます。
まずは北海道。北海道は泊原発がありますね~
https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/collection_policy2016/hokkaido.pdf
・道民生活や産業・経済活動に不可欠な、安全で安価な電力の安定供給を実現するため、原子力発電、石炭火力、一般水力、地熱などのベースロード電源と再生可能エネルギーを組み合わせ、持続可能なエネルギー構成を確立します。
・原子力発電は「安全第一主義」を大前提とし、世界一厳格な基準に基づき再稼動するとともに、使用済み核燃料など最終処分のあり方を国の責任において早急に進め、原発の安全対策の強化を不断に行います。
自民党の全国版公約と大体同じですね。けど結構慎重な感じかな??
次青森県。青森は原発だけじゃなく再処理工場もあったりと原子力産業が栄えてますね~
https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/collection_policy2016/aomori.pdf
・青森県は風力発電日本一、また原子燃料サイクル施設、国際核融合炉(ITER)等、日本のエネルギーに大きく貢献
・原子力はベースロード電源との位置付けのもとに国の動きを注視し、安全対策を徹底
と書かれています。やはり青森県は原子力が重要な産業であるという認識は変わらないようですね。
続いて
・原子力人材育成・研究開発拠点施設を整備します。
・再処理事業実施のための新たな認可法人「使用済燃料再処理機構」の本県立地を目指します。
とあります。これからも積極的に原子力に取り組みたいという意気込みが伝わりますね。
https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/collection_policy2016/miyagi.pdf
・安全性の確保を最優先とした原子力発電所の再稼働
しかないですね。さすがに東日本大震災で女川原発にも津波が来たからあまり強くは言えない感じかな?
次福島県。福島第一はともかく、福島第二は地味にまだ廃炉にはなっていません。
https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/collection_policy2016/fukushima.pdf
…さすがに原発を再稼働させたいなんて一言も書かれていませんでした。エネルギーの項目のところも基本再生エネルギーについてだけですね。
ただ
とありましたので福島第二も将来的に廃炉にはなるでしょうね~
次茨城県。茨城は日本原子力発電の東海原発や原子力機構の研究炉などがあり日本の原子力開発のメッカですね~
…茨城県の政策がない…全県あるわけではないらしい。
次新潟県 新潟県は柏崎刈羽原発が7基あります。7基ってなかなかすごい。
https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/collection_policy2016/nigata.pdf
原発に関する言及がなかった…やっぱり東電の原発だから再稼働したいなんて言えないのかな??
次静岡県。静岡県は浜岡原発がありますね~南海トラフ地震で危ないとかちょくちょく言われていますが。
…が、静岡県も政策がなかった。意外と無い県多いのか?
てなわけで今日は東日本の地域ごとの原子力政策について書きました。
当たり前ですが積極的に原発再稼働させたいとはあんまり書かれていませんでしたね。
ただ青森県は原子力産業が県にとって重要なだけあって、具体的にいろいろ書かれていて再稼働させたい気持ちがあることが印象的でした。
次は西日本の地域ごとの原子力政策について書きたいと思います!!